黒楽茶碗 長次郎 東陽坊 写し 昭楽窯 造

黒楽茶碗「東陽坊」長次郎 重要文化財 6

内箱蓋裏に、利休自筆の「東陽坊」の銘がはっきりと書付けられている。

「東陽坊」の銘は利休の門人・京都真如堂に住する人物で、慶長三年に没したと伝えられている。

利休は門人・東陽坊にこの茶碗を贈るに際して、その名を箱に書き付けたのであろう。

その後、東本願寺、中井主水、武田杏仙法印と伝わり、元禄十年に鴻池道憶に譲られている。

その折、「元禄十  丁丑年正月二廿二日」付、金 拾五枚で譲られた文が添っている。

その後、万延二年鴻池善衛門に五百両で移り、第二次世界大戦まで同家に伝わった。

 

作行きは他の長次郎茶碗と異なった独特の姿をしている。

特に独特の作行きを見せているのは、口造りで内側に抱え込まず、外側はまっすぐに立て、

逆に内側から削り込んでいる。

長次郎茶碗の中でも「長次郎七種」の一つに数えられる名碗である。

 

長次郎利休七種の内。

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