黒楽茶碗 長次郎 禿 写し 昭楽窯 造

黒楽茶碗 「禿」 長次郎 3

利休所持にして山田宗偏に伝来、その後坂本本周斎の手を経て、後に表千家に復帰したと伝わっている。

不審菴第一の重宝として今日に伝わっている。

常に利休が手元に置き、最も愛用したことに因み「禿」の銘を持つ。

高台周辺の底が抜け落ちた為に漆による小さな繕いの跡が残っている。

「禿」の作行きは、全体に滑らかに削り上げられ、その銘にふさわしく、穏やかな愛らしい趣を見せている。

口緑はやや波打ち、強く内に抱え込んでいる。

高台は大振りで力強く渦兜巾はない。

見込みには浅い茶溜りがあり、広々としている。

全体の釉調は滑らかさをもつカセ肌で黄褐色のまだらな景色を見せている。

不審庵蔵

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